ZINEについて

2024年10月から、描いたマンガを手作り冊子にした、ZINE(ジン)の販売を始めました!(^^)『宇宙系フリマ StarSeed.Fan』にてオンライン販売をしております。

https://starseed.fan/mypage/sellerinfo/6738

※クレジットカードでポイントを購入してお買い物、という、独自ルールのあるフリマサイトになります。ZINEが欲しいけど、クレジットカードでのお買い物が難しい…。という方は、お問い合わせよりご連絡をお願いします(-人-)。

それに併せて、「手作り冊子」や、「手作り本」など、ちょこちょこと補足してはおりますが、おそらく「ZINE」とは何なのか、知らない方が多いであろうと思われるので、

「マンガ描きが作って、売り始めたという「ZINE」って何さ?」

にお答えするべく、色々と詳細を載せておきます。
(文字ばかりのページとなります。スミマセン…。m(_ _)m)


☆「ZINE」とは、何ぞや?

「Magazine:マガジン(雑誌)」よりも気軽な冊子だから、「ZINE:ジン」だね。ということで、「ZINE(ジン)」と呼ばれるようになったとも言われている、手作りの本。マンガ界でいうところの「同人誌」的な感じのものです。

「本」というと、作者が原稿を書いて~…、出版社が本を作って、売って~…。と、色々な人の手が加わって出来上がっていますが、「ZINE」はというと、個人や何かしらのグループで、本の企画から原稿作り、編集、製本、販売まで、イチから全て、自分(たち)で作業します。

全て手作りで作るため、「本」とはいうものの、トップに載せている写真からもお察しの通り、「本」というよりは、「小冊子」という方が合っているかもしれません。コピー機や家庭用プリンターで印刷した紙を、ホチキスで留めて冊子にする、という型のものが多いです。イメージ的には、おそらく小学生の頃に作ったことがあるであろう、「遠足のしおり」、あれなんかが近い感じです。(イマドキは作らないかなぁ~?)


☆ZINEのイイところ

「イチから自分で手作りする本」ということで、手作りならではのメリットがあります。

ZINEのメリット
  • 手軽なものから、凝ったものまで自由自在。
     手書きで原稿を作って、コンビニなどのコピー機で印刷した紙をまとめて本にする、という方法や、手書きで書いた紙を、そのまま冊子にまとめてしまう、という方法など、 お手軽な作り方をすることもできる一方で、パソコンで印刷データを作って、印刷屋さんに製本を依頼する。という、凝った作り方をすることもできる…。アートな一点モノから、プレゼン用の配布冊子まで、工夫次第で色々と作れそうです。
  • どんな内容でもオッケー!
     例え、「こんなん、読む人いるのかな~…?(--;)」というマニアックな内容でも、本にすることができるので、「自分の好き♡」や「表現したい・伝えたいもの」を詰め込んだ一冊が作れます。
    イベントに合わせて自分の活動や、提供しているサービスの紹介本を作る。ということもできるので、アート活動をしている方であれば、個展などに合わせて、ちょっとした自分の作品集を作ることもできますね(^^)b。作品紹介用のポートフォリオとして作る方も多いようです。
  • どんな型でもオッケー!
     印刷した紙をホチキスで留めた小冊子という型が主流ではありますが、それに捕らわれず、封筒にポストカードを数枚入れたものや、一枚の紙を折っただけ。というものまで!
    作った人が「これはZINEです(°▽°)+」と言えば、どんな型であれそれはZINEである。…と、言われるくらい(?)、フリースタイルな表現の型…。それが、ZINE! …なようです(笑)。

とにかく自由に作れるところ。そこがZINEの一番のメリットだと言えそうです。


☆ZINEでは難しいトコロ

とにかく自由に作れる一方で、手作りゆえのデメリットもあります。

ZINEのデメリット
  • 作るのに時間や手間がかかる!
     印刷した紙をホチキスで綴じるなど、本を作ること自体は、手軽に作ることもできるのですが、印刷した紙を作るまでの原稿作りや、印刷用のデータ作製など、本自体を作る作業以外の部分(本の企画から原稿作り、編集、製本、販売…など。)を出版社などの会社では、それぞれ分業したりしますが、ZINE作りでは全部自分で行うため、おそろしく手間はかかります(-v-;)。
    グループで作ったり、印刷屋さんを活用したりすると、少しは手間が減らせる…、かも…?
    印刷屋さんに依頼する場合も、出来上がるまでに日数がかかったりすることもあるため、いずれにしても、個展やイベントなどに出したい場合、早めに準備をすることをお勧めします。
  • 「本格的な本」とは言えない…。
     手作りで作れる範囲で作るため、大きなサイズの本や、ページ数の多いもの、大部数を作る…、というのは難しいです。
    ZINEは、およそA5サイズ以下(A4の紙を半分に折った大きさ)という小さいサイズで、20~40ページぐらいの冊子を、10冊程度作るというのが多いようです。小さな冊子を、少部数で必要な時に、必要な分だけ手作りする、という感じです。(どうしてもまとまった部数が欲しい場合は…、印刷屋さんに頼みましょう!)ハードカバーの本や、文庫本など、いわゆる「本屋さんで見かけるような本」を作りたい!という場合には、ZINE作りは向かないかも…。
    また、主にコピー機や家庭用プリンターで印刷をするため、印刷の画質もあまりこだわれない。という点も…。印刷屋さんを利用すると、多少は画質も良くなりそう!?
  • 市場が狭い…。
     作った本を販売したい場合、出版社などの会社だと、Amazonなどの大手のネット通販サイトや、全国の本屋さんなど、幅広い販路を持っていたりもしますが、ZINEの場合、自分で売る場所を探し、販路を開拓していくことになります。
    ZINEの販売に特化したイベントなども開催されてはいるものの、残念ながら、今現在は「ZINE」と言われても、「何ソレ?」と返ってくるぐらい、世の中にもあまり知られておらず、市場も広いとは言えません…(--;)。
    それでも、「本」というところにこだわらず、「手作り品」という見方をしてみるなら、販路は大分、広がるのでは?と思います。ネットではフリマサイトや、手作り品の販売サイトとか、リアルでも様々なイベントに持ち込む他にも、カフェやお店で置かせてもらえるところを探してみたり…。工夫次第では思いもよらない販路を見つけたりするかもしれません。

自分で自由に作れるからこその不自由さもある…。
そんなところでしょうか(^^;)。


☆まとめると…。

今現在は、自費出版に加えて、電子書籍が登場したり、自分で本を作る方法は、色々と増えています。

その中でも手作りで作る本・ZINEは、自費出版よりはハードルが低く、電子書籍と比べると、「紙の本」として人に見せたり、手渡したりできる。という良さもあります。

ZINE作りと限らず、どの方法でもメリット・デメリットはありますが、それを知った上で、自分の作りたいものに合っているのはどれなのか、数ある本を作る方法の一つとして、知っておいてソンはないと思います。

…ので、さすがにイチから作るのは大変なので、そこまでは考えていませんが(^^;)、ZINE作りの興味の入り口になるような、「ちょっとした作り方体験」のようなワークショップができないか、現在、計画中です。「やるよ!(>▽<)b」という際は、改めて告知しますので、その時はゼヒ×2よろしくお願いしますm(_ _)m。

また、「ZINE」について、もっと詳しく知りたい!作ってみたい!!という方には、私がZINE作りを学ばせて頂いた、MOUNT ZINEさんをオススメします。

https://zine.mount.co.jp/

リアル店舗やオンラインでZINEの販売をしていますので、様々な作家さんが作った、個性的なZINEを実際に見たり、購入したりすることができます。

また、ZINEの作り方を学ぶためのスクールも、定期的に開催していますので、イチから自分で作ってみることもできます。「作ったZINEを販売する!」という最恐の〆切(笑)がありますので、確実に仕上げることができますよ!!(>▽<)b


☆ZINE作りをお願いしたい!

ZINEについて長々と色々、書きましたが、最後に私に「ZINE作製をお仕事として依頼したい!」という方がおりましたら、お問い合わせページからご連絡をお願いしますm(_ _)m。

漫画制作と同様、どんな本を作りたいのか?、何冊ぐらい作りたいのか?、…などなど、作る内容によって、制作期間や価格が変わりますので、内容を伺った上で、お見積りをさせて頂きます。

ご参考までに、今回、私が作製・販売したような、家庭用プリンター印刷で、ホチキスもしくは糸で綴じたものを10冊作製する場合、ZINE本体の価格は下記の通りです。

↑上記の価格に、原稿や印刷用のデータなどの作製費用が加わる形になります。

作業の流れとしましては、大体、漫画作製と同様で、制作の要所要所で依頼者様にご確認を頂く…、という感じなのですが、詳細につきましては、こちらに掲載すると長くなりそうなので、お見積りと併せてご連絡をさせて頂きますm(_ _)m。